朝、目覚まし時計が6時に鳴って、目が覚めた。この季節だと6時はまだ暗かった。最近はこんなに早く起きることも少なくて、まだ暗いのか、とひとりごちながら、寝袋の中で、もそもそとしていた。
お湯を沸かしながら着替えて、ご飯を器に盛り、お茶漬けのもとと作り置きの人参と鶏肉のそぼろをかけた。
そぼろの油がお湯で溶けて、美味しいお茶漬けになった。
ご飯を食べ終えて、タバコを吸ったら、パソコンをつけた。今日から始まる個展の会場に貼るポスターやその他諸々を会場に行く前にキンコーズに寄って出力していく予定で、そのためにデータを作ったり移したりした。
個展が始まる時間までにキンコーズでの出力と、会場での最後の調整みたいな事をしなくてはいけなかったので、少し慌てて家を出た。
出力を済ませて、会場のある西大井駅へと向かった。
雨だったので出力した物たちが濡れないように、傘を自分よりも荷物に被せるように持って個展会場に向かった。
個展会場についたのは12時頃で、開場が14時だから、落ち着く間もなく、せかせかと物を動かしたり紙を貼ったり写真を並べ直したり、していた。
雪が降っていたのでお客さんは来なさそうだな、と思いつつも14時には一応会場を完成させて、なんとなくソワソワしながら会場の中で座ったり立ったりしていた。
15時ごろ、1人お客さんがきてくれた。
寒い中来てくれてありがとうと言って、お茶をいれながらその人が展示を見て一段落着きそうな頃合いを待った。
そのお客さんは、思っていたのと違ったけれど、面白かったと言ってくれた。一緒にお茶を飲んだり話したりして、帰っていった。
その後は21時の閉場まで誰も来ず、雪のせいだと、天気を恨んだ。
会場を閉めて、家に帰った。
お米を炊いて、またお茶漬けを食べて、シャワーを浴びた。
寝る前に、この日記を書いている。
村田さんに、個展の事をこの交換日記で書いてよ、と1週間ぐらい前に言ってもらっていた。個展の準備中は、本当に間に合うのか？面白いものが出来るのか？と考えすぎて暗くなっていたから余り書く気が起きなかったけれど、そろそろ書かなきゃと思い、ひとまず今日の日記を書いてみた。
個展はこんな感じです↓
よければぜひ！
コロナがまたすごいみたいですね、免疫バクアゲで待ってます。
下司悠太個展「反抗的味噌汁」
23歳、社会人になった自分は、世の中の嫌らしさばかりが目について、卑屈になっていた。そして、これこそ解決策だ！と突然味噌汁ばかり作るようになった。
こんな嫌らしい世界で生きていられない、どうしたらおれは生きていられるのか、そんな問いへ味噌汁に頼りきった生活で応えようとした。
23歳から27歳までの、写真と文章による記録、反抗的味噌汁から生まれた自作の服や家具や歌。下司悠太が生きている事の展示。
展示期間：2月10日~2月20日
開場時間：14:00~21:00（会期中無休）
入場料：無料
会場：アトリエ・サロン-コウシンキョク
〒142-0043東京都品川区二葉4丁目11-13102
JR西大井駅から徒歩10分
下司悠太（げしゆうた）
instagram:@geshi_yuta
