自分のブログに書くか、ここに書くか迷う。
みんなの更新を楽しみにしている人は「あ！更新されている！」と見たブログのタイトルがムラタだったらどう思うだろうか...まーたこいつか！何書いてんのかよくわかんねえし、眠いなとか思っちゃうんじゃないのかな...
でも読む人を意識して文章を書いてみようと思い始めているので、ぜひ利用させていただきたい。今日もよろしくお願いします。
と、言いましたが特に書くことはない。
今日は「最近眠れないし、寝過ぎてしまう」友人の珍しい早起きに乗っかり、朝から2人でお散歩をした。
鳥の鳴き声を「つつぴーつつぴー」と真似し、川でメジロを見つけたり、陽に当たりながら鴨が水の上をぷかぷか漂っているのを見た。
さらに歩いていると、税務署の上に人がいることに気がつく。屋上だ！と税務署の前まで行くが、確定申告で殺気立っている。税金のことなど何も知らずに大きくなってしまったわたしたちがふらふらと入れるような雰囲気ではなかった。しかし、警備員さんがどうぞ〜と屋上へ続くであろう階段に導いてくれた。階段を登っていると、友人が「みんなで山に登った時のことを思い出す。」と言う。そういえば去年の10月、友人4人で福島の安達太良連峰のどこかに登った。忘れたわけではないけれど、6時間死にそうになりながら山を登ったり降ったりしたことがどうってことない日常の山に記憶に埋もれてしまっていた。その時の登山に備え買ったkeenのハイキングシューズを今日も履いていると言うのに。
屋上についてみると保育園時たちがお日様の光を浴びながらヒモであやされ、地面をコロコロ転がっていた。
先生たちがそれぞれヒモの両端を持って「目指せ極楽〜♪」と歌い、ヒモの下をくぐっている。独特な遊びだ。そんな歌には似つかわしい変なオレンジの赤白帽みたいなのをみんなかぶっているのに。
雪を被った真っ白の富士山や、ギザギザの山肌を白くした東京の西の方の山々を見て、あのマンションはいいねあのベランダがいい。タバコを吸う用の小さいベランダにするとおしゃべりした。
少しだけある土の地面にはススキや、低木などちまちまと生えている。
「ここに生える小さい植物は勝手に生えるのかな」と友人。
自分ではない他の人ってすごいな。いい疑問だ。なぜかはわからないけど、何かを疑問に思い答えを探したり、自分なりの答えを導き出したりすることを豊かなことだと信じて疑わない。友人はすごい。自分以外のものはいつだって何かを教えてくれる先生だ。
真っ直ぐに走る中央線や環八を見て屋上を降ると、さっきの警備員さんが「富士山見えましたか？」と聞いてくれた。
とてもきれいに見えたと伝えると「今日はきっときれいでしょうね〜」と、ちょっと嬉しそうだった。見ず知らずの自分の仕事とは関係ない人に軽くて優しいコミュニケーションを取れるだなんて、天才だ。警備員さんの鑑だ。
コミニュケーションは取りすぎてもいいのかもしれない。必要以上に関わりたくないと思う人も多いかもしれないけど、わたしはこういうコミュニケーションを大事にしたい。きっととても長いこと覚えていられると思う。
歩いている途中に道端の植え込みに霜を発見し踏み潰したり、手に持って観察したりした。大人っていいなと、大はしゃぎしながら口をついて出た。いや...大人だけど。
そして本屋に寄ったりしてからドトールに行った。小さな丸テーブルで2人分の飲み物と軽食を乗せおしゃべりした。ここのドトールはいい。マスクを外し、ミラノサンドをかじるとコーヒーの香りが鼻に吸い込まれる。
コーヒー屋さんのいいところは、コーヒーが飲めるだけじゃなくてコーヒーの香りがするところだろうな。
用事を済ませに先に店を出た友人を見送り、バイトの時間まで読書しよう。その前に何か書こうと思ってこれを書いた。
バイトまであと30分切ってしまった。
もう一度陽にあたろう。5分くらい歩いて、暖かくしてからバイトに行こう。
わたしたちの有意義な日はこんなものだ。
