昨日の書店バイトの話です
きょーはひまだー、と、立ち読みに全力を注いでいると、
お客さんから、絵本を色々と探しているので手伝って欲しい、と声をかけれたので、メモされた10冊くらいの本に目を通して、陳列順を説明してから手分けして探しました。
一緒に本を探していると、ある一定の年代に出版された絵本を探していることに気が付きました。
聞いてみると、1977年生まれの友人にあげるプレゼントにするんだということを教えてくれました。
これはとても素敵な出来事に立ち会った!と、嬉しく思いました。
生まれた年の何かをあげる、とか最近よく聞くな~と、わりと他人事に思っていたけど、実際に遭遇してみるとテンション上がりますね。
「絵本にはあまり親しみがないから、本当にこれで良いのかな〜」と悩みながらも、探しながらあれこれ触れて行くうちに、気になる絵本を見つけて、自分用にもこしらえていました。
junaidaの『の』を。
会計を済ませて袋に入れながら、プレゼントをするのがたのしみですね~なんて話していると、お客さんの動きが止まって、ハッと閃いたような表情で
「……!待って!やっぱりそのままください!中身をちゃんと読んでから渡すことにします!」
と、そのまま受け取っていました。
そして、併設されているカフェでお茶をしながらじっくり読んでいました。
なんと素敵な瞬間!この瞬間を目の当たりにできたことを嬉しく思いました。充実した空間の中で迷い、そして発見や喜びを感じて楽しむ、この扉がひらけた空気感はたまらなかったです。
こうなってしまったら、自分の生まれた年の絵本が気になり、先輩スタッフとお互いの生まれた年の出版を調べ合い、しばらく仕事を忘れて盛り上がりました。
私「うずらちゃんのかくれんぼと同い年…!!」
先「えー!!大ベストセラーの生まれと一緒だなんて、これは何かの縁だね」
先「わたし、瀬田貞二の絵本論と同い年だった…」
私「やば…申し子じゃないですか…負けました」
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_default.asp?spf=1
けっこう楽しいです
懐かしさも興味も、どちらにせよ絵本は手軽で可愛い