実家に帰ってきてからわかりやすく体調を崩しました。
謎の悪寒がかれこれ一週間続き、過去一凶暴な生理痛と戦い、手の甲に湿疹ができました。
あと乾燥のせいで顔の毛穴が開きまくり、唇も荒れています。ボロボロだ。
今大声で叫べるなら「東京が恋しい゛!!!!!」と言いたい。
もちろんここにもいいことはたくさんあります。
ブルーライトに疲れたなら窓を開ければ広大な山と森と空を見ることができるし、なにより朝起きたら猫がいる。起き抜けに柔らかくてふわふわであったかい体温に触れられるのはこの上ない幸せ。
それと散居集落なのでどんなに大音量で音楽を流しても、音痴な声で歌っても、近所迷惑にならない。
一昨日も窓全開にして、ベランダで髪を振り乱しながらカネコアヤノを歌いました。
あと、あまりにもありきたりですが満天の星空が見えること。わたしがここ数年間ずっと北斗七星だと思って眺めていた星座は実はオリオン座だったことを昨夜知り、ショックを受けました。
ここ最近、「なんで地元に戻ったの?」と会う人みんなに聞かれます。
そのたびわたしは返答に困るのですが、「なりゆきかな」と答えると大抵どこか納得がいかないような、まだ質問を投げたそうな、びみょ〜な顔をされる、気がします。
わたし自身別に実家が好きなわけでも銀行員になりたかったわけでもないし、面接で呪文のように「地元に貢献したい」と口にしたものの、そんな理由は後付けであって…いや、もちろん貢献はしたいですが…
行く先々で「なんで?」「どうして?」と不思議そうに聞かれるたび、遠回しにこの選択を否定されているようで正直(うるせ〜!)となってしまいます。
相手にそんなつもりがないのはわかっているんですが、そんなに東京から地元に戻ることが不思議なのかな。
とは言ったものの、実家に戻ってきたことも銀行員になることも、自分がいちばん不思議に思っています。
「れいは東京にずっといると思ってた」と言われたり、信用金庫で働くんだと伝えれば「意外!」と言われたり。そのたびわたしは周りからどんなふうに見えていたのだろうと考えたり。
でも、振り返ってみるとたしかに「実家に戻りたい」とも「信用金庫で働きたい」とも周囲に話したことはない、し、正直思ったこともない。
だからこの一週間毎日、ふとしたときに「どうして戻ってきたんだっけ」と自問自答しています。だからこそ、他人からも聞かれることが不快なんだと思います。
わたしにもわかりません!!!
「選択」と呼べるほどそこに自分の意思は宿っていないし、だからと言って誰かに流されたわけでもない。
簡単に言えばとにかく就活がしんどかったので、遅く始めたくせに早く終わらせたかった、という怠けの結果です。
とにかくもう、よくわかりません。去年のわたしは頑張れなかった。
ただ、無理だな、と思ったらいつだって好きな場所へ行くつもりです。だからいつでも行動に移せるようにお金だけは貯めておきたいと思っています。
歯科矯正とかやりたいし、コンサートも行きたいし、そう簡単にはいかないかもしれませんが…
後悔してしまうと自分の選択を否定するみたいで怖いので、これでいいんだ、これから先どうにだってなれるよ、って毎日自分に言い聞かせてます。
この時点で、わたしの気持ちがかなり東京に傾いてることが明らかですね。
とは言え、岩手がとてもいい所であるのは間違いないので、暖かくなったら皆さんぜひ遊びに来てくださいね。
わたしは今日初めてひとりで車を運転しました。心はまだ子どものままなので、公道に出た瞬間なんだか違法なことをしている気分で心臓がばくばくしました。
マックのドライブスルーも、ガソリンスタンドの給油も経験済み。友達のことを車でお家まで送ったりなんかして。
「自分、おっとな〜!」って妙にわくわくしていました。心は子どもなので。
夏、東京から遊びに来た友人たちを色んな所へ連れて行けるように、少しずつ慣れていきたいです。あとは首都高を攻略すれば無敵に…
タロです。