「社会人としての自覚を持って、公私共に節度のある行動を」
恐ろしいほど整然としたこの言葉の羅列に逆らうように、わたしの幼児退行はぐんぐん進んでいきます。進んでる?退いてる?どっちなのかもうよくわからないけれど。
社会人って本当に謎。
職場の空気って一見整っていて清潔そうなのにどうしてあんなに歪なんだろう。
慣れない環境にいると気道だけでなく食道も狭くなるのか、ご飯を飲み込むのにもいつもの2~3倍労力を使っている気がする。
春が苦手、という人の気持ちが最近はわかるようになりました。
新しい環境にいると自分が自分でなくなるような感覚に陥って不安になるし、みんなが知らないうちに少しずつ変わっていく気がしてざわざわします。
なまぬる〜い風で新しい何かを運んできて、その代わりにまた別の何かをふんわ〜りと奪い去っていく。
本日の岩手は最低気温-1℃、最高気温23℃だったそうです(ほんとか?)。
いちばん寒い時間帯は日の出前で、でも「春は夜にやってくる」と今日読んだ本には書かれてました。
春が太陽を失っている間に、わたしは夢の中で誰でもない誰かに向かって叫んだりしてる。
自分が本当に好きなものだけに感情を動かされていれば、鈍感になっていけるのかなあ。
最近は雪が完全に溶けたこともあって車の運転が結構楽しいです。高速道路に乗るとうっかり東京まで走ってしまいそうなくらいには楽しいです。
道路横からなんの前触れもなく飛び出してくるかもしれないキツネやタヌキの命のことを考えながら、田舎道をのろのろと、走っています。
みんながまだ寝静まっているときの空がいちばん綺麗に見えるので、誰よりも早起きをして暖かい格好をして、田んぼの向こうから昇る日の出とか見たーい。