みんなの交換日記

つながりがなさそうであるみんなの自由参加型交換日記ブログ

しだ 2/21

 

こちらは吹雪です。

昨晩から粉雪が降り続けています。朝起きて台所へ行ったら、曇りガラスの外が白くて。「ああ雪が積もったんだな」と思って窓を開けたらやっぱりそうだった。


雪かきをしたけれど、昼を過ぎには元通り。あたり一面真っ白になりました。今日の最高気温は0℃、最低気温はマイナス5℃。こういう日は巣篭もりするしかないですね。
年明けてから1番くらいに寒い日なんだけど、なぜかエアコンをかけたくない気分で、ホットカーペットだけで暖をとっています。
足先は冷たいんだけれど、足の底は暖かくてなんだか不思議と心地いいんです。

窓の外では、風が吹くたびにさらさらとした雪が舞い上がって一面真っ白になる。守られている部屋の中から見る分にはとっても綺麗で見入ってしまうけれど、出かけなければならない人にとっては大変な日ですね。車を運転する人や公共交通機関を利用する人、みんな大丈夫かな。事故など悲しいことは起きないで欲しい。

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ちょっと前から交換日記に書く内容を決めていたけど、ムラタさんの日記を読んで書く内容を変えました。潮田登久子さんの写真集「マイハズバンド」についての日記。わたしも同じ写真集を買いました。写真の言語化って難しいですよね。
本を売る仕事をしていたときに一番苦戦したのは写真集でした。スマートフォン写ルンです、で日常を切り取ることしか経験がない自分が、誰かに写真集を解説することへの戸惑いがありました。写真の歴史などインターネット検索して勉強してはみたものの、薄っぺらい知識を語って誰が書いたくなるんだ?と自問自答してその路線はお休みすることに。もちろんね、知っていたほうが良いことではあるのだろうけども。


なぜこの写真に惹かれているのか?

自分に問いかけながら写真をみつめて、自分なりの理由を頭に浮かべながら巻末の寄稿文を読んで、「ああそうだよね」と寄稿者に共感することもあれば、難しいことばかり並べていてなんかすごいことを語ってはいるらしいが何を言いたいのか分からない。ということもたくさんあります。専門分野の人が読めばきっとわかるのだろうなあ….。と自分の知識不足を痛感してちょっとショックを受けたりすることもあります。

写真集の寄稿文を読むようになって気がついたことは、写真家の書く文章が好きだなあということです。読むと一気にその人の世界に連れていかれるような気がして、もっと、知りたくなる。

潮田さんの写真集について。ムラタさんの言語化とってもしっくりきています。「6×6の正方形の中で絶妙に水平のずれた写真を入れるのがうますぎる」というコメント、うんうんと頷きました。

潮田さんが写真を撮る最中に、やかんのお湯が沸く音が部屋中に鳴り響いているかもしれないこと。洗濯機が回っているかもしれないこと。そんな日常の中で潮田さんの手に届く範囲にカメラがあって、シャッターを切ったこと。写真として残っていること、それが家族以外へ届いていることの….不思議さや美しさではなくて、もの静かさ?なんていう言葉が正しいんだろう。とにかく、すきな写真です。

この日記を書いていて気が付いたのだけれど、写真、特にパーソナルな要素が濃い写真を言語化するのって、自分自身もパーソナルな部分が現れるからちょっと恥ずかしいのかなって思いました。

わたしは写真に馴染みがないと書いたけれど、写真に対する執着みたいなものがあって、その感情が芽生えたきっかけをいつかここで書いてみようと思います。