気づけば前回の更新から2週間以上経っていました。東京生活を僅かに残し、4年間で一番忙しくて楽しい2週間を過ごしていました。
会いたい人と会って、好きなことだけにお金を使える嬉しさ。
明日の昼、荷物をいっぱい詰め込んだバンに乗って7時間ほどかけて岩手の山奥に帰ります。
この2週間で本当に色んなことがありました。こんなに充実してたら東京を離れるのが余計惜しくなるじゃん、と思いつつも、自分がこれからどんな大人になるのか、どんな出会いが待ってるのか、という期待を膨らませてしまうくらいに、いい日々でした。実際は想像以上につらくて大変な毎日なんだろうけど、つらかったら逃げればいい、わくわくすることはいくらでもある、と思えばあまり怖くありません。
さっきマックをたらふく食べて元気いっぱいなのでそう言えるのかもしれませんが。
一晩では書ききれないほど、本当にいろんなことがあって、いろんな人と出会った4年間でした。あれで良かったのかな、これでいいのかな、と思うことだらけだけど、きっと間違ってはないんだと思います。あれやっとけばよかった〜!っていうことはキリがないけど、あんなことしなきゃよかった…とはあまり思わないようにしたい。今なら過去の自分をなんでも肯定してあげられる気がします。
訳あってアパートを訪ねてきた初対面の男子大学生に「LINE交換しよう」と言われて断れず泣いてしまっていた東京生活一ヶ月目の自分に、今では新宿の客引きを華麗にフル無視するスキルを身につけたぜ!って教えてあげたい。
バスの乗り方が分からなくて、前のご老人が運転手さんにカードみたいなものを見せてるからとりあえずわたしもSuica見せとこ…というノリで乗車し(なぜか乗れた)、「あれでどうやって料金が払われるんだ?赤外線とかか?」と考えながらタダ乗りしたこともあったけど、今ではモバイルSuicaでスマートに乗ってバス一本で渋谷もフタコも三茶も代官山も行っちゃうよ〜!!!信じられないだろ!!!って。くだらないですよね。
でも東京のなにもかもが怖くてすぐに泣いてた十八の頃と比べると随分と逞しくなったと思います。
今日祖師ヶ谷大蔵駅周辺を歩いていて、アパート探しのために初めて祖師谷や砧に来たときのことを思い出しました。
目の前の景色に十八のときの視界を重ねたら、自分が少しだけおとなになったような気がしました。
砧、とてもいい町でした。バスが便利で、猫がたくさんいて、"とくべつ"って感じがするパン屋さんが近くにあって、近所のおじちゃんは強面だけど本当は優しくてお花や人と話すことが好きで、夏の夕方の風はいつも懐かしい気持ちにさせてくれる。これから先の人生でもう一度砧に住む時期があってもいいと思えるくらい、いい町でした。
過去のことを思い出すといつも涙が出そうになります。いい記憶もそうでない記憶も、全部泣きたくなるくらい恋しいです。
こうして書いてみると少しずつ実感が湧いてきて、ドキドキしてきました。
岩手に戻って引越しの荷解きなどが落ち着いたら、もっと高頻度で更新して、猫や雪のことを書きたいです。皆さんの日記も、そのときじっくり読ませていただきます。
あまり書きすぎるとほろっと泣いてしまいそうだし、明日は朝早く起きて部屋のお掃除をしなきゃなので、もう寝ます。程よく疲れて、よく眠れそう。
今日一日だけで猫と10匹くらい会いました。追いかける子と、追いかけられる子、その様子を見守る子。春だ!