はじめまして。しだと申します。
ムラタさんから交換日記へお誘いいただいてから書く内容をだらだらと考えてしまって、結局投稿できずに時間がたっていました。思ったままに書けばいいのに〜と思いつつ。わたしはそんな調子です。
ムラタさんとの出会いは、共通の知人たちを通して。
友人のりこちゃと、美容師さんのしもむらさん。りこちゃんとわたしはしもむらさんのお客さんです。
ある日、りこちゃんとわたしが出店していたZINEのイベントにムラタさんがひょっと現れてこう言いました。
「わたしはしもむらさんに沢山友達を紹介したから、今度はわたしがしもむらさんの友達に会いに行こうと思って」
ああこの人好きになるな〜って思いました。素直な素敵な人だなって。そんな風な発想が浮かぶこと、そして言葉にできること。
ムラタさんのブログを読むのが密かな楽しみで、半月に1回くらい覗きに行きます。ムラタさんの言葉は正直者な気がして、読むとわたしも自分の気持ちに向き合えるような気がするから不思議です。
わたしは岩手県の沿岸出身の26歳です。
去年の12月までは神奈川県に住んでいて、この1月に地元へ戻り実家で暮らしてます。祖父母や両親と一緒に暮らしたくて戻ることに決めました。
今は人生で何度目かの自分探し中です。引越しに伴い前職を離れ、形だけの個人事業主なので収入はありません。仕事がないので実家で主婦のような生活をしていて、それが結構楽しい。
6時に起きて家族のお弁当を作って、朝ごはんを食べて洗濯。
散歩しておやつ作って、散歩して、お茶飲んで夕ご飯作る。
編み物して読書して寝る。
住んでいるところは山と海に囲まれているので、自然の中を歩くのは気持ちいいです。
この頃梅の花の蕾が膨らんできました。
“今年はたくさん実がなるといいなあ。梅干しと梅シロップを作ろうと楽しみにしてるよ〜よろしく〜“
散歩の度に梅の木に話しかけているのできっと豊作なはず。自然の恵をいただくこと。生活が手仕事と共にあること。わたしはそれで満たされています。
「許されることならこのままでいたいよ〜!」
vs
「それでも保険やらiPad代やケータイ料金は毎月引かれるわけで、お仕事しないとなー。子供が生まれたら?病気になったら?車の維持費は??」
ふたりの自分が繰り返し話し合いを重ねています。
自分って何がやりたいんだろう〜
お金を稼ぎながら、心身ともに健康でいるのってコツが要りますよね。
生活するために仕事をする。仕事にために生活をする。
私がしたいのはきっと、前者の方なんだろうな。今のところは。
これから変わるかもしれないけど、生活が後回しになるのは不得意なんです。
“物質的な価値“と“精神的な価値”を兼ね備える。
これは最近読んでいる「植物と叡智の守り人」という本で出てくる表現です。
筆者はネイティブアメリカンの植物学者 ロビン・ウォール・キマラーさん。
ネイティブアメリカンの人々に、あらゆる植物の中で一番初めに地上で育ったものと語り継がれる「スイートグラス」。
聖なる植物として部族の儀式で大切に使われる“精神的な価値”。
そして、美しい籠を編む材料、ときには薬として使われる“物質的な価値”。
両方の価値を兼ね備える植物なのだそう。
“物質的な価値“と“精神的な価値”を兼ね備える。
生活にあてはめて考えるとどうだろうかな。